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スキールはチーズ?ヨーグルト?アイスランドの国民食の正体を解説

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チーズラヴァーの皆さん、“CHEESE FM”のお時間です。
今宵も奥深く濃密なチーズの世界へ、ようこそお越しくださいました。
この時間は、普段聞きたいけど聞けないチーズの素朴な疑問をわたくし、DJゴーダが丁寧にご説明いたします。
本日もチーズラヴァーの皆さんよりたくさんのお便りを頂いております…。
それでは早速、本日のお題に参りましょう。

スキールはチーズ?ヨーグルト?アイスランドの国民食の正体を解説

ラジオネーム "スピーカー越しの住人" さんからのお便りです。

「最近、スキールという乳製品を食べました。 ヨーグルトのようでもあり、チーズのような濃さもあって、とてもおいしかったです。このスキールは、どこの国で生まれた乳製品なのでしょうか?また、現地ではどのように食べられているのでしょうか。」

チーズラヴァーズの皆さん、あけましておめでとうございます!
2026年がスタートし、今年初の「Cheese FM」のお時間ですよ~!今年もよいCheese yearにしましょうね。

年末の慌ただしさもひと段落して、街の様子も日常に戻ってきた感じがします。
お正月は蕎麦に、天ぷらに、おせち料理やらを食べ過ぎてしまいまして、お腹をリセットしたいなと思うようになりました。冷蔵庫も空ですしね…。

さて、今日のお便りは“スキール”について。ラヴァーズの皆さんはスキールってご存じですか?
スキールはカップに入っていて、スプーンですくって食べるタイプの乳製品。白くてなめらかで見た目はヨーグルトそのものですが、水っぽさはなく、もったりと・しっかりとした物性が特徴です。

ではここからはリスナーさんのご質問にお答えして、スキールを紹介したいと思います!

スキールとは?

スキールは、アイスランドで古くから食べられてきた乳製品です。
先ほど見た目がヨーグルトに似ているとお話ししましたが、アイスランドではチーズの一種として位置付けられています。一般的に、伝統的なスキールは高たんぱくで低脂肪であるのが特徴です。

スキールの歴史はとても長く、アイスランドでは1000年以上前から人々の暮らしの中にあったと言われています。特別なごちそうというよりも、毎日の食卓に自然と並ぶ存在。
スキールは、アイスランドの食文化を語るうえで欠かせない、いわば“日常の乳製品”です。

なぜアイスランドでスキールが根付いたのか?

スキールがアイスランドで長く食べ続けられてきた背景には、この国ならではの気候や暮らしの条件があります。

アイスランドは北大西洋に位置する島国で、寒冷な気候が特徴です。冬は長く、農作物の種類も限られているため、食料を安定して確保することは決して簡単ではありませんでした。そんな環境の中で、乳は貴重な栄養源として、人々の暮らしを支えてきました。

牛や羊から得られる乳を、無駄なく、効率よく使うこと。その知恵のひとつが、スキールのような乳製品だったと考えられています。発酵させ、水分をしっかりと取り除くことで、保存性が高く、栄養が凝縮された食品になる。スキールは、厳しい自然条件のもとでも日常的に食べやすい、とても合理的なかたちの乳製品でした。

また、脂肪分をバターなどに使い、残った乳をスキールとして食べるという考え方も、限られた資源を大切にする暮らしの中で育まれてきたものです。スキールは特別な料理ではなく、毎日の生活の中で自然に選ばれてきた存在だったのです。

こうした背景を知ると、スキールがアイスランドで国民食として根付いてきたことも、とても自然な流れに思えてきますね。

暮らしの中でのスキール

アイスランドでのスキールは、特別な料理というよりも、日常の中に溶け込んだ食べものとして親しまれてきました。

朝食や軽食として食べられることが多く、シンプルにスプーンですくってそのまま食べるのが基本。そこにベリー類や果物を添えたり、少量の砂糖やはちみつを加えたりと、家庭ごとにさまざまな食べ方が受け継がれてきました。

また、スキールは「満足感がありながら重すぎない」こともあり、忙しい日の食事代わりや、間食としても重宝されてきた存在です。
保存性が高く、安定した栄養源になる点も、日々の暮らしの中で選ばれてきた理由のひとつだと考えられます。

スキールタイプの商品を実食!

ここで、私も実際に国内で作られているスキールを食べてみました。

ヨーグルトよりもミルク感が濃く、もったりとしていて、口の中にしばらく余韻が残ります。 それでいて後味はすっきりとしており、はちみつを合わせると、ほどよい甘みが加わって食べやすく感じました。
ヨーグルトよりもお腹にたまりそうな印象があり、朝食にぴったりです!バナナやベリー、グラノーラを合わせれば、簡単な朝ごはんとしてもダイエット食としても楽しめそうです!


さて、今晩の「Cheese FM」はここまで!
今回ご紹介したスキール、いかがでしたでしょうか。アイスランドは、なかなか馴染みのない遠い国ですが、気候や文化といった背景を知ることで、なぜその食品がその土地に根付いてきたのかが見えてきます。そう考えると、ますます食べてみたくなりますよね!
ラヴァーズの皆さんも、ぜひ実際にスキールを味わってアイスランドの空気を少しだけ感じてみてくださいね。
それではまた来月! See you again!!

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