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日本のチーズトレンド解説|ティラミスから最新ナチュラルチーズ事情まで

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チーズラヴァーの皆さん、“CHEESE FM”のお時間です。
今宵も奥深く濃密なチーズの世界へ、ようこそお越しくださいました。
この時間は、普段聞きたいけど聞けないチーズの素朴な疑問をわたくし、DJゴーダが丁寧にご説明いたします。
本日もチーズラヴァーの皆さんよりたくさんのお便りを頂いております…。
それでは早速、本日のお題に参りましょう。

日本のチーズトレンド解説|ティラミスから最新ナチュラルチーズ事情まで

ラジオネーム "チーズ・トラベラー" さんからのお便りです。

「若いころにティラミスが大流行してナチュラルチーズを知るキッカケになりました。少し前には新大久保でチーズタッカルビに並んだりもしました。振り返ってみると、私たちの周りにはいつも何かしらの『チーズブーム』があった気がします。日本のチーズブームの遍歴が知りたいです!」

チーズラヴァーズの皆さん、こんばんは! 今宵も始まりました「Cheese FM」のお時間です。
2月に入り、冷え込みが一段と厳しくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしですか? 通りすがりのアパレルショップを見ると、もう春服を紹介しているのに驚きました。暦では春が近づいているんですね!

さて、今回のお便りはチーズのトレンドについてですね。
確かに、私たちの思い出のそばには、いつもその時代の主役級チーズやチーズ料理がいましたよね。あの頃の流行を紐解くと、私たちがどうやってチーズを好きになっていったのか、その軌跡が見えてくるかもしれません。
では、ここからはリスナーさんのご質問にお答えして、ここ近年のチーズのトレンドとしてティラミスとチーズタッカルビを振り返ってみましょう♪

【1990年代】すべてはここから始まった!「ティラミス」と幻のチーズ

1990年代初頭、日本中に空前のティラミスブームが巻き起こりました。
レストランのデザートはもちろん、コンビニやカフェ、どこに行っても「ティラミス」の文字が躍っていました。

この時、主役としてスポットライトを浴びたのが「マスカルポーネチーズ」です。
それまでの日本人にとって、チーズといえば「しょっぱいもの」「おつまみ」というイメージが強かったのですが、マスカルポーネチーズの登場によって「チーズは甘くて濃厚なスイーツになるんだ!」という鮮烈なデビューを飾りました!
当時はまだナチュラルチーズ自体が珍しく、イタリアから空輸されるマスカルポーネが品切れ状態になることもあったとか。 まさに、日本人が「素材としてのナチュラルチーズ」を意識し始めた、歴史的な一歩だったと言えますね!

なぜ、あんなに爆発的に流行ったのでしょうか?
きっかけは、当時のトレンドを牽引していた某有名ライフスタイル雑誌が、「次にくるイタリアン・デザートはこれ!」と大々的にティラミスを特集したことでした。
当時の流行に敏感な若者たちは、こぞってイタリアンレストラン(通称:イタメシ屋)へ走り、ティラミスを注文したのです。

それでも店頭では品切れが続出し、料理人たちが「マスカルポーネが手に入らない!」と悲鳴を上げた……。それほどまでに、日本中がこの「新種のナチュラルチーズ」に熱狂した時代でした。

【2010年代】スマホ時代の主役!「映え」と「エンタメ」のチーズブーム

2010年代に入ると、SNSの普及とともにチーズは「味」だけでなく「見た目のインパクト」が最大の魅力になります。

その筆頭が、新大久保から火がついた、チーズタッカルビ!
真っ赤な甘辛いお肉の海を、真っ白なとろとろチーズが包み込むあのビジュアル。箸で持ち上げた瞬間にどこまでも伸びるチーズは、まさにスマホを構えずにはいられない「映え」の象徴!!

他にも、目の前で大きなチーズの断面を炙ってとろ~りとかける“ラクレット”や、チーズが溢れ出す“シカゴピザ”……。 この時代、チーズはただの食材ではなく、食事の時間を盛り上げる最高のエンターテインメントへと進化したのです。

この映えブームのおかげで、「チーズってこんなに種類があるんだ!」「加熱するとこんなに表情が変わるんだ!」という楽しさを知っていただけたと実感しますね~。

外食で楽しむエンタメとしてのチーズは、今も変わらず人気ですが、こうした刺激的な体験を重ねてきたラヴァーズの皆さんの舌は、次第に次のステージへと向かい始めます。
もっとシンプルに、素材そのものの味を楽しみたい、 特別な日だけじゃなく、もっと毎日の暮らしに寄り添うチーズが欲しい、という気持ちから生まれたのが、2020年代から現在(2026年)へと続く最新のトレンドなんですね。

【2020年代〜現在】日常を彩る「スマートスナック」への進化

2020年代に入り、私たちの生活スタイルは大きく変わりました。
健康への意識(ウェルビーイング)が高まるなかで、チーズの役割も「たまに楽しむご馳走」から、毎日を健やかに過ごすための“良質な栄養源”へとシフトしています。
今、トレンドの最前線にあるのはスマートスナッキング(賢い間食)という考え方。

小腹が空いたとき、お菓子に手を伸ばす代わりに一切れのナチュラルチーズを!
糖質を抑えつつ、現代人に不足しがちなタンパク質やカルシウムを効率よく摂取できる「天然のサプリメント」として、健康意識の高い人々には定着してきています。

さらに今の時代、欠かせないキーワードがタイパ(タイムパフォーマンス)ですよね。
ナチュラルチーズは、実は究極のタイパ食材。 だって、袋から出してカットするだけで、一流シェフが作ったような味わいと栄養が手に入るんですよ!

忙しい朝、トーストにパルミジャーノを削るだけで栄養バランスが整う。仕事の合間、ちぎったカマンベールでホッと一息つく。 料理をする時間がない夜でも、チーズがあれば食卓が豊かになる。
「映える」ためのチーズから、「自分を労わる」ためのチーズへ。 30年の歴史を経て、私たちはようやく、気取らない「そのままのチーズの美味しさ」の価値に気づき始めたのかもしれません。

さて、今晩の「Cheese FM」はここまで!
1990年代の「憧れ」から始まり、2010年代の「楽しさ」、そして現在の「健やかさ」へ。
こうして振り返ってみると、チーズという食品は、常に私たちの時代の気分やライフスタイルに寄り添いながら、形を変えて愛されてきたことがわかります。
まずは今日、気になるチーズを一切れだけ、食卓に迎えてみましょう!
それではまた来月! See you again!!

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