タピオカミルクティー

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TRADITIONAL FOOD MANIA

グローバル化が進む現代だからこそ、根強く愛され続けているのは地元の郷土料理。
ほっとする家庭料理、ならわしとしての食事、季節を感じる食材etc...
各国各地の文化をのぞいて下さい。

タピオカミルクティー

産地:台湾
材料:紅茶、ミルク、砂糖、タピオカ
投稿:台湾駐在員

タピオカミルクティー

基本はミルクティーだが、ウーロン茶、ジャスミン茶、緑茶のタピオカミルクティーも流行りつつある

タピオカミルクティーとは、ミルクティーにタピオカを入れた台湾発祥のドリンクであり、台湾では、一般的に珍珠奶茶(zhēnzhū nǎichá)と呼ばれ親しまれている。英語の名称は、Bubble Tea。台湾では、タピオカミルクティーを販売しているドリンクスタンドが1万店舗以上あるとされ、街のいたるところで目にすることができる台湾の国民的ドリンクである。

タピオカとは、イモの一種であるキャッサバの根茎が原料であり、皮を取り除き、粉末状にした後撹拌する。さらに球状に丸めて大鍋で煮詰める。多くのチェーン店では、自家製のタピオカをシロップと和えて提供しているが、他にも乾燥や冷凍されたタピオカを戻して、提供されることもある。店舗によってミルクティーの味やタピオカの食感・甘さに特徴があり、オーダーの際に、ミルクティーの甘さと氷の量を選べるのが一般的。自分好みのドリンクを注文することができる。台湾では紅茶だけでなく緑茶やウーロン茶をベースにしたものもあり、様々なミルクティーを楽しめる。

タピオカミルクティーの発祥は、1980年代に現在日本にも進出している台湾の喫茶店「春水堂」がアイスミルクティーにタピオカを入れたところ、好評となりメニュー化されたというのが有力とされている。近年台湾だけでなく、海外でもブームとなりつつあり、日本には台湾ブランドの「THE ALLEY LUJIAOXIANG」、「CoCo都可」、「春水堂」等が進出していて人気を博している。

タピオカの語源は、ブラジルの先住民のトゥピ語で、でんぷん製造法を「tipi'óka」と呼ぶところからきている。ドリンクに入っている黒い球状のタピオカは「タピオカパール」であり、台湾ではタピオカパールの「モチモチ」した食感を「QQ(キューキュー)」と表現する。

台湾の甘いミルクティーとQQ(キューキュー)とした食感のタピオカの合性を一度ご賞味ください。

タピオカを大鍋で煮詰めている様子

タピオカを大鍋で煮詰めている様子

台北で人気のタピオカミルクティー店
平日でも行列ができる

タピオカミルクティー店

透明のタピオカやカラフルなタピオカもある

タピオカ
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