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フランスのチーズ事情!

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チーズラヴァーの皆さん、“CHEESE FM”のお時間です。
今宵も奥深く濃密なチーズの世界へ、ようこそお越しくださいました。
この時間は、普段聞きたいけど聞けないチーズの素朴な疑問をわたくし、DJゴーダが丁寧にご説明いたします。
本日もチーズラヴァーの皆さんよりたくさんのお便りを頂いております…。
それでは早速、本日のお題に参りましょう。

フランスのチーズ事情!

ラジオネーム "鯛焼きはカスタード" さんからのお便りです。

「今度仕事でフランスに駐在することになりました!フランスと言えばチーズ大国のイメージで今から楽しみなのですが、やはり日本と比べてチーズの存在は大きいのでしょうか?フランスのチーズ事情を教えてください!」

チーズラヴァーズの皆さん、こんばんは! 今宵も始まりました「Cheese FM」のお時間です。
新年度が始まって一か月が経ちましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
5月は、1年を24分割した季節の指標『二十四節気』で考えると『立夏』の時期です!立夏は、夏の兆しが見え始めてきて、陽気も増してくる時期のことを言います。気温が温かくなってきて湿気もなく爽やかで過ごしやすい時期なので、いろんな場所にお出かけしたくなってきますね!

では、さっそくお便りを読んでいきましょう!
フランス駐在ですか、、、!チーズラヴァーズからすると羨ましい限りですね!!
日本ではチーズは嗜好品として食べられることが多いので、フランスでのチーズの存在感はまた違うものと感じるかと思います。早速フランスでのチーズ事情をお話していきたいと思います!

フランスでのチーズ?

フランスには輸入品を含めて非常に多くの種類のチーズが存在します。そのうち約400種類はフランスで生産されるチーズだとか!
消費量は日本の約10倍と言われていて、近年では日本でもチーズの消費量は増えてきていると言われてはいますが、比較すると圧倒的ですね!フランスに住む人々にとっていかにチーズが身近な存在であるかがわかります。
フランスには、スーパーに多彩な品ぞろえのチーズコーナーがあります。日本では、少し高級なお店にいかないと多品種のナチュラルチーズを見かけることは難しいと思いますが、フランスではナチュラルチーズがスーパーに当たり前のように多種多様にたくさん並んでいます。しかも、価格も自国民にとってとてもリーズナブルなんです。それ以外にもフランスには街中にチーズ専門店が多数あるので、歩いていると本当にチーズに溢れた国なんだな~と実感するかと思います!

また、チーズの歴史が最も古いのはイタリアと言われていますが、その次に並ぶのがフランスと言われています!フランスのチーズの歴史は、ローマ軍がガリア(現在で言うスイス、ベルギー、フランスの大部分)を征服したことにより始まったとされていて、ローマは征服した地域にローマ文化の一つであるチーズ作りを伝授していきました。そこから、フランスは独自の地形と風土を活かした個性豊かなチーズを生み出していき、ついには「一つの村に一つのフロマージュ(フランス語でチーズを意味する)」と言われるほどの世界有数のチーズ王国へと発展していったのです。チーズに対する長い歴史や背景があることも、チーズの存在の大きさに関連しているかもしれませんね!

チーズを食べるタイミング

ところで、日本でチーズは料理に使用される以外では、おつまみのように前菜として食べることが多いかと思いますが、フランスではどうなのでしょうか?
なんとフランスではチーズはデザートの一つとされていて、レストランなどのお店では、メイン料理の後にチーズが盛られたお皿が出てきます。私たちの感覚とは違うのでちょっとびっくりしますよね!その後に、私たちの想像するような甘いデザートが出てきます。つまり、チーズは1つめのデザート、という位置づけとなっているようです。

チーズはチーズワゴンなどで何種類も出てきて、その中から自分の好みのチーズを選びます。我々チーズラヴァーズからすると夢のようですね!!だいたい3種類くらいを取る人が多いみたいです!

フランスの代表的なチーズ

紹介したいフランスのチーズはたくさんあるのですが、残り時間も少なくなってきたので、今回はフランスで生産量・消費量ともにナンバー1のチーズ『コンテ』をご紹介したいと思います!
コンテは、フランスとスイスの国境にあるフランシュ・コンテ地方でつくられる大型ハードタイプのチーズです。コンテという名前は、生産地の名前に由来しています。この地方は冬の寒さが大変厳しく、その厳しい冬を乗り超えるために、保存性の高い大型ハードタイプチーズのコンテが作られるようになりました。
コンテは、ナッツのような風味や栗のようなほくほく感が特徴的なチーズです。また、コンテの味わいは生産地の牧草、作られた季節、作り手、熟成度合いによっても変化が生じます。その土地の個性が多様な風味で表現されるチーズでもあるのです。
クセが強くないチーズなので、そのまま食べるのはもちろん、サンドイッチやグラタンなどの料理に入れたり、スープに削ってのせたり、幅広く使用することができます!

さて、そろそろお別れの時間が近づいてまいりました。話していると時間が経つのはあっという間ですね!
フランスで過ごしているといろんなチーズに出会うかもしれませんが、ぜひいろいろ試してみてもらいたいです!日本でももっと手軽にいろんな種類のチーズが買えるようになればいいですよね。

それではまた来週! See you again!

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